2015年08月10日

クモイリンドウに会いに 2015.08.09

2週連続の大雪山は銀泉台から、クモイリンドウに会いに白雲岳避難小屋まで行ってきた。

銀泉台へ車を進めると、どんよりとした曇り空だったが、高度を徐々に上げると雲の上に出て日も差してきた。
銀泉台に着くと、下界は雲海の下になっているのが見えた。

歩き始めると、林道の入り口にエゾライチョウがお出迎え。
よく見ると、奥には幼鳥が歩いていて、まるで親鳥がガードしているように、僕たちが近寄ってもなかなか逃げない。
お陰で、至近距離で撮影出来た。
いままで、登山道の奥に歩いていたのは見たことがあるが、ここまで近くで見たことはなく、まして親子で見れたと言うのはラッキーだった。

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管理小屋


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エゾライチョウ


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奥に幼鳥が


雷鳥は直に藪の中に姿を消した。
林道跡を進み赤岳登山口の標識から急登が始まった。そうしているうちに、左手の斜面の方からナキウサギの声がした。
この場所は何度も通ったことがあるが、声を聞いたのは初めてだった。
姿を探したが見ることは出来なかったので、先に進むことにした。

登山道脇には、ミヤマホツツジ、ウメバチソウ、エゾヒメクワガタ、ハイオトギリなどが咲いていて、右手には雲海の広がる山並みが見えていた。

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ミヤマホツツジ


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エゾヒメクワガタ


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雲海の山並み


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ハイオトギリ


雲ノ平に着くと、まだ雪の残っている斜面が見えた。
雪融け跡には、エゾノツガザクラやアオノツガザクラが群生して、チングルマは果穂がゆらゆらと揺れていた。
登山道脇には、ウサギギクやミヤマリンドウが咲いていた。

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アオノツガザクラとエゾノツガザクラの群生


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ウサギギク


駒草平にさしかかると、多くのコマクサが咲いていたがどれも終盤に差し掛かった感じだった。
この周辺にもクモイリンドウがあるという情報だったが、すっかり忘れて見逃していた。
第三雪渓が見えてきたが、例年より雪融けが早いようだ。
あと一ヶ月もすれば完全になくなってしまうのではないだろうか?
第三雪渓横の急登が始まる手前では、タカネトウウチソウとチシマアザミの群生が見られた。

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第三雪渓


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タカネトウウチソウとチシマアザミの群生


この辺りで、8時頃だったが白雲岳避難小屋で泊まった登山者とすれ違うようになった。
皆さん、早いお帰りだなと思いながら、挨拶を交わし、急登を黙々と登った。

登り切った登山道周辺と第四雪渓の周辺には、チシマツガザクラ、イワギキョウ、ウスユキトウヒレン、ミヤマアキノキリンソウ、ミヤマリンドウ、エゾヒメクワガタなどが咲いていて楽しませてくれた。

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チシマツガザクラ


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イワギキョウ


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ウスユキトウヒレン


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ミヤマアキノキリンソウ


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ミヤマリンドウ


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第四雪渓


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ハクサンボウフウ、エゾヒメクワガタやチングルマなど


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第四雪渓をバックにチングルマの果穂


第四雪渓よこの急登を登り切ると、赤岳の山頂広場が見えて、いつもは多くの登山者で賑わっているのだが、今日は誰も居ない。
天気は視界があって周辺の山は見えるが、曇りがちの空だった。
山頂標識を写真に収め、白雲岳の分岐を目指して歩き続けた。

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赤岳山頂


白雲岳分岐に着くと、いつもの様に大きなザックをデポして白雲岳に登っていく人や、倒れた看板のところで休憩している人達がいた。
進路を左手に取り、白雲岳避難小屋への下り道を進むと、まもなく避難小屋が見えてきて、テン場にはテントが2張りだけあった。
小屋の近くの水場の水量は豊富で、奥の雪渓がまだあるのでしばらくは大丈夫な感じだ。
水場からの道は、タカネトウウチソウの群生が見事だった。

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避難小屋とタカネトウウチソウ


いままで、タイミングが合わずなかなか実物を見ることが出来なかったクモイリンドウだが、テン場からの道を登り始めた左手にすぐ見つけることが出来た。
小屋の周りにはたくさんの株があって、ピークまでにはもう少し時間がかかりそうだが、ほとんどの株の花は確実に咲いていた。

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雲井竜胆/クモイリンドウ


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チシマギキョウの奥にクモイリンドウ

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いろんな株の写真を撮り、コーヒーを飲んで休憩した後は、きた道を戻ることにした。
それにしても、小屋周辺のタカネトウウチソウの群生は見事だった。
綺麗なだけじゃなく、花の香りもとっても良かった。

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タカネトウウチソウの群生


登り返しには、チシマフウロやチシマノキンバイソウやマルバシモツケが咲いていた。
雪融け跡にはハクサンボウフウやエゾコザクラの群生がまだたくさん見られた。

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チシマノキンバイソウ


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振り返って避難小屋


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マルバシモツケ


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手前はハクサンボウフウの群生


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奥にはエゾコザクラの群生


白雲岳分岐から北海岳方面へ少し寄り道をしてみることにした。
ガレ場ではすぐ傍でナキウサギの鳴き声が聞こえたが、姿は見ることは出来なかった。
リンドウなので今が旬だと思っていたヨコヤマリンドウはすでに枯れているものが多く、かろうじて数輪咲いていたというか、立ち枯れていたと言ったほうがいいかもしれない。
相変わらず、地味で目立たな存在だが、それが逆に哀愁を漂わせている。

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横山竜胆/ヨコヤマリンドウ


そんな時、ガレ場で動くものが見えた。
ようやくナキウサギと対面かと思ったらシマリスだった。
そういうことはよくあることだが、シマリスも可愛いのでついつい写真を撮ってしまう。

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シマリス


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正面はイケメンです


帰り道の駒草平では、クモイリンドウを見逃さないように注意深く歩くと、登山道脇に簡単に見つかってちょっと拍子抜け。
登山道脇に2株、ロープから10mくらい離れたところでも数株咲いているのがわかった。

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駒草平のクモイリンドウ


雲ノ平の斜面には、ウサギギクやコマクサの果穂が太陽に照らされて輝いていた。
ミラーレスのモニターが可動式なので、このアングルの写真を撮るときには実に便利だ。
いろんなパターンの写真を撮って遊んでみた。

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ウサギギクの毛がよく分かる


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チングルマと青空


最後に第一花園のあたりで、気の早い色づいたウラジロナナカマドを見つけた。
去年の紅葉は素晴らしかったけど、今年はどうなるんでしょう・・・楽しみです。

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色付いたウラジロナナカマド


山の上は、曇り空で肌寒いところもあって涼むにはちょうどよかったが、高度を下げるとかなり暑かった。
登山口に戻ってきた時は水場で顔をあらい頭から水を被ったら気持ちよかった。

エゾライチョウにも会えたし、ようやくクモイリンドウにも会えて、ほかにもたくさんのお花が見れてよい山行となりました。
posted by ぎょ at 18:42| 北海道 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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